- ロードバイクを趣味として思いっきり楽しみたい
- ロードバイクを始めたばかりでロードバイクの楽しみ方を探している
- 目標を決めてロードバイクのトレーニングに打ち込みたい
今回の記事は乗鞍ヒルクライムで6連覇を果たされた村山利男さんの著書、【50歳からでも速くなる!ヒルクライムトレーニングの極意】を読んで、私なりに咀嚼しヒルクライムの魅力やトレーニング方法をお伝えします!
乗鞍ヒルクライムとは
全日本マウンテンサイクリングin乗鞍は、長野県の乗鞍高原にて毎年8月最終日曜日に実施されている自転車ロードレース。1986年に開始された日本で最も歴史の長い自転車ヒルクライムレースの1つであり、ゴール地点の標高2,716メートルは日本の自転車レースで最高所である。また参加者数は近年3,000名を越え、規模においても日本で有数の大会である。
大きくロードレーサーの部とマウンテンバイクの部に分かれており、さらに男女別、年齢別などで細かくクラス分けされるが、前回の大会で1時間20分以内の記録を出した者のみがエントリーできる「チャンピオンクラス」は年齢・性別問わず、全国の強豪「ノリクライマー」達による真剣勝負が繰り広げられる。チャンピオンクラスのコースレコードは55分30秒である。一方、観客を楽しませることを狙ったコスプレライダーが多いことでも知られる。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伝説のヒルクライマー村山利男さん
1959年1月21日生まれの56歳。ランナーを経て、33歳でヒルクライムに出会う。フルタイムワーカーながら乗鞍ヒルクライム6連覇(1998年~2003年)、デュアスロン全日本大会チャンピオン(1995年)などの戦歴を誇る。酒豪としても有名。29012年の乗鞍ヒルクライムで8位(57分27秒)、2014年のMt.富士ヒルクライムで6位(1時間1分29秒)に入るなど、現在でも衰えを知らない。
引用:『50歳からでも速くなる!ヒルクライムトレーニングの極意』より
村山さんのココがすごい!
・ロードバイクを始めたのは33歳で決して早くはない
・フルタイムワーカーいわゆるサラリーマン
・毎朝4時起床で100km自転車に乗るトレーニングし、それから出勤!(これが本当にすごいです)
ヒルクライムの魅力
ヒルクライムは安心・安全に楽しめるのが魅力
平坦を競うレースはスピードが出るので落車(こけた)した時に、自分の体も自転車も大きなダメージを受けてしまいます。一方、ヒルクライムは重力に逆らって坂道を進んでいく競技なので、どんなに頑張っても平坦ほどのスピードは出ません。
なので万が一落車したとしても平坦ほどダメージは受けないので安心・安全だというわけです。
そしてこれは私がお伝えしたいヒルクライムの魅力です。
苦しみもがき、完走した者にしか見ることのできない景色と達成感がある
正直、坂を上っている時は心臓が破裂するんじゃないかというくらい心拍数も上がり息も苦しく、脚も萎えてきてもうあきらめて足を着こうかと思ってしまいます。
足を着いても別に誰に怒られることもないので着いてもいいんですが、その苦しみに打ち勝ち、完走した達成感と山から見る景色を味わいたくて頑張ってしまいます。それだけ素晴らしい魅力だと思います。
レースには積極的に参加してみよう
え!急にレース?って思いましたよね。でもある程度ロードバイクに慣れてきたらレースに出る方が良いと村山さんは言っています。
レースをおすすめする理由はモチベーションを維持し3日坊主を避けるため。
せっかく高いお金を出して始めたロードバイクですから、できれば長く続けたいですよね。私も初めてレースに参加したのはロードバイクを初めて1年ほど経ってからでした。
最初は正直怖かったですが、実際にレースに出場してみて完走したら、何とも言えない達成感を味わうことができましたよ。
所詮アマチュアのレースです。気軽にエントリーしてみましょう(^^♪
おすすめのトレーニング
心拍計を利用する
心拍計とはその名の通り心拍数を計るアイテムです。胸に巻くタイプや腕に巻くタイプがあります。
心拍計を使ったトレーニングの目的は2つあります。
- 運動強度を客観的に見ることができる
- 自分の体調を確認する
①運動強度を客観的に見ることができる…スピードを上げたり、峠を上ったりすると苦しくなります。この苦しさの度合いを【運動強度】といいます。例えば『もう心臓がバクバクしてこれ以上は無理』って時の心拍数が180であれば、その数字を基準に運動強度を調整することができます。
②自分の体調を確認する…心拍数は体調が反映されるんです。例えば、走り出す前に通常の心拍数がいつもより高ければ、体が疲れているか、ストレスで交感神経が高まっていることがわかったりします。
逆にいつも通り運動していて心拍数がいつもより安定している時は体調の良さを表しています。体調の悪い時はトレーニングは控えましょう。
ローラー台を使う
ローラー台とは屋内でトレーニングするための道具です。ローラー台のメリットは3つあります。
- 天候に左右されない
- 準備に時間がかからずすぐに乗れる
- 短時間でも乗れる
①天候に左右されない…雪だろうが雨だろうがローラー台は室内で乗ることができるのでとても便利です。
②準備に時間がかからずにすぐに乗れる…外で走る時は着替えて補給なども準備したり時間がかかりますが、ローラー台はそんな手間もかからずにすぐに乗れます。
③短時間でも乗れる…外で走る時は30分だけ乗ろうとしても準備の方が時間がかかったり面倒ですが、ローラー台なら『ちょっと30分だけ乗ろう』っていうのも手軽にできます。
ヒルクライムのコツ
イーブンペースで出来るだけ変化を避ける
ヒルクライムにおいて、心拍数の変化、フォームの変化などは遅くなる原因です。そんな中でも皆さんが良く陥るのが【序盤のオーバーペース】です。
オーバーペースになると心拍数が上がり切ってしまい、その後は息が続かずペースダウンして結果として遅くなってしまいがちです。
皆さんも学生の時にマラソン大会などで、序盤ペースを上げ過ぎて後半はヘトヘトになってゴールするのがやっとだったって経験ありませんか?
コース全体が10kmあるとして、最初の1kmを無理をして最大心拍数の9割で走ったけどきつくなって、残りの9kmを7割に落として走った場合よりも、最初から最後まで8割の心拍数で走り切った方が速いのがヒルクライムです。
わかりやすく言うなら9割というのは心臓バクバクで限界に近い状態で、8割は限界よりも手前で継続して10kmを完走できるイーブンペースの上限だと思ってください。
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